グローバルリーダー育成プログラム

プログラムの背景


『2025 年 介護士が 38 万人不足』という予測が立つ日本で,日本政府は特定技能 ビザ ・ 技能実習生制度による外国人介護士の受入れを本格化させました。今後多くの外国人介護士が病院・高齢者施設で働くこととなります。

 文化や習慣の異なる外国人が長期的に働くためには、 介護&医療現場 の グローバル化 が重要な課題の一つです。現場リーダー は、日本人と外国人の両方を調整する『異文化コミュニケーション力、マネジメント力 』が求められます。

 知識を詰め込むだけではなく、一歩『海外』に出て、自らの目で外国人介護士のバックグラウンド や特性を知る、ディスカッションを重なることが、グローバルリーダーのスキルになる大きな一歩と考えております。


また、講座の中で他国の介護や医療現場を見て学ぶことできます。 客観的に日本の介護&医療を理解することが出来ます。日本の介護&医療サービスの強みと弱みを知り、新しい視点から現場を見つめ返すことができ、日本の介護&医療サービスの強みを活かし、弱みは外国人介護士の力を活かすことで、新しい介護の『 カタチ 』 、グローバル介護現場におけるチームビルティングを作っていきましょう。

 

介護&医療業界 KAIGO×ダイバーシティ 研修をご用意しました!

受講対象者

外国人介護人材を受入れている・受入れようとする施設の経営者、ご担当者様

現場職員・行政・人材派遣会社や登録支援機関の方々

 

KAIGOグローバルリーダー研修が求められる背景

これからの日本の介護現場は、多国籍な介護士が活躍するグローバルな環境となります。しかし、言葉、文化や生活習慣の違いで、受入れる現場における不安があります。今まで90回以上重なってきた外国人人材受入れサポートセミナー「ワールドケアカフェ」で現場の課題を引き上げ、その解決案として本プログラムを企画しました。現場経験が豊かな講師陣が生きている講義を通して、実践的な対策にお役立て頂きたいと考えております。

 

KAIGOグローバル研修リーダー」で習得できるポイント

・外国人介護人材制度における最新動向

・外国人介護人材マネジメントのポイント

・外国人介護人材の受入準備と心構え

・長期定着に向けた仕組み作り

・心理的なアプローチによるチームビルティングの建築

外国人介護人材受入れようとする施設様 Aコース

・外国人介護人材制度における最新動向と制度活用ガイド

・施設における異文化理解

・外国人介護人材受入れポイント

外国人介護人材受入れている施設様 Bコース

・介護現場に置ける日本語学習支援

・外国人介護人材マネジメントするポイント

・チームビルティングの運用


オンライン受講料:(ご参考)

1コース(3コマ):10万円/施設(20名まで対応) 

所要時間:1コマ 90

50分セミナー、10分質疑応答、30分グループ討論・まとめ)

施設の状況により内容カスタマイズすることも可能です。ご相談ください。

参加者の声:

社会福祉法人 担当者:

介護福祉士会が作成した、「外国人介護職員の日本語学習支援に必要な知識・技術を習得するための研修ガイドライン」の作成に携われた方です。現場の事例を通して、とても具体的で参考になりました。

 

社会福祉法人 EPA/技能実習生指導員

 外国人にとって日本語の何が難しいのかを具体的な例で教えていただいたので、大変わかりやすかった。特に、介護現場でのシチュエーションでの説明があって良かった。また、実習生等に合わせてもらう

ばかりではなく、日本人職員も相手の背景を理解すること、日本人も日本語の使い方などを事前に勉強すること等受け入れ側の姿勢も説明していただいて、受け入れ前の事業所にはとても有効だと感じました。

 

社会福祉法人 生活相談員

講師が、ご利用者様にはコミュニケーションのプロで無意識にそれが出来ているが、職員同士ではなかなか出来ていない。との話に思わず納得しました。

まず、自分自身を知る事が大事。エコグラム診断をネットで調べてやってみたい思います。また、ストロークの種類の中で言語よりも非言語の方が重要であること。振り返ってみると私も余裕がなかったりバタバタしている時など、顔を見て相手の話を聞かなかったり、表情なく受け答えしているときがあったなと思い反省し、気を付けていこうと思いました。

 

 東京都介護福祉士会 N

実際に現地で働き、フィリピンの学生を教えているからこそわかるフィリピン人の特性をうかがうことができてとても参考になった。また、さまざまな国の出身者の思考や行動特性を視覚的に捉えることができるカルチャーマップについても知ることができた。大変興味深い内容だったので、もっとお話しをうかがいたいと思った。提示された資料がわかりやすく、よく理解できた。 

 

全プログラム受講者の声:

外国人労働者を実際に雇用している法人の方と話すことが出来てとても参考になりました。今までの解釈と違うご意見を伺えたこと、国ごとの労働文化の把握の重要性、同じ苦労の共有など、有意義なディスカッションが出来ました。私自身もいろいろ話すことが出来て、気持ちが楽になりました。

講師のご紹介

井口健一郎 【外国人介護制度における最新動向と制度活用ガイド】

カナダ出身、元小学校教諭を経て介護職へ。台湾の大学、現地社会福祉法人、さらに政府事業にも携わる人気講師。日本でも神奈川県立保健福祉大学、昭和女子大学、桜美林大学、おだわら看護専門学校、平塚看護大学校で講演などを通して「日本介護の魅力を世界へ」発信、介護福祉経営士情報誌「SUN」にて『タイムトラベルーケアの過去・現在・未来を探る旅』を連載中。

 

井上くみ子 【やさしい日本語】

日本語教師。介護福祉士。地域日本語教育コーディネーター。多文化子育ての会Coconicoの代表として、地域の外国出身者が活躍できる場、集まる場、学べる場、を共に作っている。また、やさしい日本語コミュニケーション講師として、日本人への発信にも力を入れている。

 

白井和子氏 【チームビルディングの運用と実践】

株式会社パソナライフケア 執行役員 人材開発部長

大学卒業後、人材総合サービス会社のパソナグループに入社。2015年に子育て中の女性初の執行役員として、全国のスタッフィング部門責任者に登用。これまでに1万人以上のキャリア相談経験と全国200名のマネジメント、戦略立案、営業総本部を経験。2018年から福祉領域に特化したグループ会社パソナライフケアに着任。外国人を含む介護士のキャリア支援に取り組む。Transactional Analysis(交流分析)TA教育研究会 研究員 国家資格1級キャリアコンサルティング技能士

 

福井淳一 【異文化コミュニケーション・異文化マネジメント】

社会福祉士、介護福祉士、精神保健福祉士。日本社会事業大学卒業後、渡米。日系高齢者施設にて経験を積む。 2011 年に渡比。シニアビジネス専門のコンサルタント会社、 Magonote Global Corp を設立する。2019年より特定技能向け介護試験対策クラスをスタートし、高い合格率を出す。

 

張悦 【外国人介護人材受入れポイント 外国人介護人材受入れアドバイザー】

2001年に来日。日本社会事業大学卒業。在学中、外国人介護スタッフとして日本の介護現場で働き現場経験を積む。卒業後福祉用具のメーカー勤務を経て、2014年に独立。日本と海外を橋渡しするコンサルティング事業の傍ら2016年より東京・大阪・名古屋で国際福祉コミュニティワールドケアカフェを主催。現在、法政大学大学院政策創造研究科在学中。研究テーマ「日本における外国人介護人材の就労継続における研究」 

外国人介護人材サポート事業で女性起業プロジェクトグランプリ受賞。