日本での人間ドックの受診数は右肩上がりで、
現在、年間306万人※が受診している。
中国において、現状はどうなっているのでしょうか。
中国陕西省漢中市の人間ドックセンターへ行ってきました。
漢中市は中国の地図において中心とする都市、漢文化の発信地。
陕西省内に最も南に位置し、「中国の西北で最も美しい」地域とも呼ばれている。
訪ねたのは7月下旬の真夏。上海は40℃、漢中は34度前後、気候も恵まれている地域。
朝、晩は高齢者たち自らによる運動活動が眼立つ。これも、中国ならではの健康維持の一つ良い方法であると思う。
市内にもっとも早く人間ドックサービスを提供している施設に訪問した。
提供されているソフトサービス:
✔ 働いている人材:
市内大きい病院からリタイヤしたエリート先生が多く。
また、医療専門卒業されている若い方が先生のアシスタントや看護師を勤める。
✔ サービス・接遇:
専門的な教育を受けている20台前半の若者
リーダーは日本にも研修、視察に来られた経験者。
中国においては、なかなか体験できないおもてなしサービス、そこで体験できる。
今まで中国では、人間ドックのような総合的な検査を受診できるところは少なかったが、健康を見直され、病気の早期発見、早期治療もだんだん重視されてきている。
そちらの人間ドックセンターの隣に、漢方養生施設がある。
玄関に入ると、漢方の匂いと古典な雰囲気が漂っている。
リラックスさせられているような環境であります。
マッサージ、鍼灸、ヨガなどサービスが提供されている
・痛み緩和
・健康維持
・美容
など
近年人間ドックなど、メディカルツーリズムで日本に来られる中国人が多い。以上のような人間ドックと中医の養生施設があれば、ほとんどの方にとって、便利ではないかと思う。
この両施設を運営している会社は2019年目指して、リハビリ病院と介護施設も運営管理する予定である。
福祉に特化しているコンサルティングとして、中国の高齢者はどんなサービスが必要とされるのか、改めて考えさせられた訪問でした。
※日本人間ドック学会「2013年『人間ドックの現況』」より